妙興寺  (みょうこうじ)  長嶋山妙興報恩禅寺   臨済宗 妙心寺派


 愛知県一宮市妙興寺町2438







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旧国道21号線は美濃街道と凡そ併行して通る、尾張地方北部は広大な平野が広がるが、国府が置かれたところは現在は稲沢市であり、その北に一ノ宮(現在は真澄田神社)がある。愛知県一宮市に尾張地方でも有数な巨刹があった。

わが国臨済禅の礎は鎌倉建長寺十三世南浦紹明(なんぽじょうみん)によって開かれた。示寂後、後宇田法皇によって諡名(おくりな)大應国師(だいおうこくし)をいただいた。国師の弟子、京都大徳寺開山大燈国師(宗峰妙超・しゅうほうみょうちょう)がおり、大燈の弟子妙心寺開山関山国師(関山慧玄・かんざんえげん)がいる。この三代を應燈関の一流と称して、現在臨済宗諸派の法系上の源流となっている。
(関山慧玄は桃山天皇から諡名され、美濃井深の里正眼僧堂を開かれて、この地でも所縁のある僧である。)

室町時代中島郡(現・一宮市萩原町)城主の子、滅宗宗興は南浦紹明の弟子となっている。滅宗三十九歳(1348)妙興寺を創建、将軍足利義詮は祈願所として「国中無双禅刹」の勅額を賜り、勅願寺となると、二百名余の雲水が集まり一大叢林となった。



































 寺の地図
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E136.48.13.060N35.17.1.640です。


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