金剛定寺  (こんごうじょうじ) 龍護西中山金剛定寺     天台宗 
  

  滋賀県東近江市日野町中山1940   







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近年の市町村合併に併せて蒲生郡という名も消えて久しい。近世に蒲生氏が築いた中野城の城下町として栄えた日野の町も今では東近江市という何の匂いも感じさせない名となっていた。それでも、近江日野商人発祥の地であり、その出発点が御代参街道でもあった。

そんな日野町内でも最も古く、文化財が多いという寺であるということで寄ってみた。国道一号線水口から近江鉄道本線沿いに県道307号はなだらかな曲線を描きながら水田の中を進んでいく。確か彦根からこの山間を走る私鉄には一度乗ってみたいと思っているのだが、まだ叶っていない。瀟洒な日野の駅舎をこした付近で左折し山道を入ることになるが、素晴らしい道路となっていたため少々面食らってしまった。


聖徳太子本朝四十八精舎の一なりといい、十一面観音菩薩坐像を本尊とす、とあった。ここも前もって連絡しておかないと開扉されないらしく庫裏には誰もみえないようであった。境内は本堂となる大悲閣と萱葺きの庫裏、そして鐘楼を残すのみというこじんまりしたものであるが、往時は東谷西谷の全ての地内に堂塔伽藍や僧坊が建ち並び多くの学僧が修行、勉学にいそしむ大法城であったという。





















 寺の地図
http://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E136.11.50.000N35.0.32.200&ZM=7


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