方広寺  (ほうこうじ)  深奥山方広寺  臨済宗方広寺派 大本山
  

 静岡県浜松市北区引佐町奥山1577−1





老松古杉の樹下、ユーモラスな顔をしていたり、或いは何かを想うような、にこやかな迎えてくれているような様々な羅漢像が迎えてくれる。臨済宗のお寺にしては何処か生々しいところが変に嬉しさと親しみを覚えるのである。

この地方では方広寺というよりも半僧坊として有名だということだ。無文禅師が中国各地を巡拝しての帰国の途中、海上難破の危険に遭ったと言う。 その折、眼光鋭い大きな男が船首に立ち、先導を指揮しこの荒海から禅師を無事帰国させると約束したという。また無事帰国した禅師はこの奥山に方広寺を開創するにあたっても、大男は現れて寺をお守りすると言うのであった。そこで禅師は「お前は僧でもないので半僧坊と名乗りなさい」と言い伝えたのである。

東名高速・三ケ日ICを降りて湖沿いに姫街道を走るのだが、長閑な風景や時折見せる奥浜名湖の湖面を横目に見ながら井伊谷をめざす。浜名湖鉄道の気動車がのんびりと走るのが見えるのもここら辺りである。

最初に龍潭寺を観ての回り道ではあるが、奥浜名地方の谷路を通り、杉木立の道を進むと参道前に出るのだが、山上の駐車場まで車で行くことにした。
この日は天気がいいこともあってか参拝バスが数台先着していて、どっと人が降りてくるのが気になったのだが…。

これだけ広大な境内ではそれも心配しなくてよかった。のんびりと杉木立のもとのんびりと歩くことにした。
































方広寺のホームページです。

http://www.houkouji.or.jp

 方広寺の地図



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