大鷲院  (だいしゅういん)   扶桑山大鷲院    曹洞宗 
  

  愛知県加茂郡足助町大字新盛字森下22   












名古屋から猿投グリーンロードを直進し、そのまま国道153号線を走る。岡崎からの追分を足助町の中心を通りすごして、稲武への道を走ることになる。今朝平川沿いに国道は進むのだが、緩やかな坂道を登ると新盛という部落へとでる。「大鷲院」は道沿いの左側、大きな標識を見ることとなる。道沿いの駐車場からは稲穂の向こうに山門が目に入ってきた。


真っ直ぐのびた山門への道は禅道場への足がかりでもあるようだった、「正法」と書かれた額は山岡鉄舟の書となるそうだ。
石階段を上る途中に碑があった、「すべての変化は因果の理法に基づく」とある。う〜ん深い!!

本堂に向かって登ると大きな石垣が目に入ってきた。文化13年大飢饉の折、寺は所有米と有力檀家の寄進米で人夫賃を給し、困窮する農民を救うとともに完成した石垣である。救われた農民は4千人以上ともいわれる。


本堂、庫裡、禅堂、鐘楼と禅寺らしい雰囲気を感じる。以前は本堂と禅堂が萱葺きであったということだ。禅堂(黙坐堂)はいつでも開放されていた、いつでも座禅できるようにということだ。


本尊は釈迦牟尼仏、創建当時は天台宗で十六世紀には曹洞宗へ転宗されている。本堂をおまいりして、黙坐堂の横から裏山へ登ることができる。裏山は全山が霊場ととなっている。生憎とこの日は体調がよくなかったので山道は遠慮することにしたが、四国八十八ヵ所、坂東、秩父の観音霊場を模してあるということだ。




























































































 寺の地図



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