安楽寺  (あんらくじ)  山 安楽寺  天台宗 
  


 
     滋賀県東近江市能登川町986   










 近江路といえど、湖東は特に道路に恵まれている。中山道の他に湖東を通る道があり、「浜街道」といわれ『信長公記』に安土城を築くにあたり、岐阜と京都の間に道を拓くとある。当時は安土街道とも、上洛道とも称したのだそうだ。


能登川町は愛知川の左岸、浜街道にそって拓かれた町である。善勝寺の帰り道、JR東海道線に沿うように西へ向う途中に繖峯三神社がある。小高い山懐に、近江平野を見下ろすかのように佇む。地元では「伊庭の坂下ろし」という神輿を坂から駆けおろす神事で有名である。繖山(きぬがさやま)も元来こうした在来の神々と共に発展してきているのだ。


安楽寺前のバス停があった。付近を探しても駐車場らしきところがない、仕方なしに少し広い道端へ駐車して歩くことにした。

数軒の家並みを通り過ごすと石標がああり、石段の向こうに山門が見える。緩やかであるが、それでも数十段はる山門へ辿り着く。そこからまた百段以上あるのだろう、両側の竹が風になびきながら、時に竹同士があたる「カーン」というか渇いた音が山寺であることを感じさせる。


本堂へ上がらせていただき時には全身に汗をかき、疲れた体をもぐりこませるように本堂に入った。檀家の数だけ机上が置かれ、閉切った本堂に香の香りだけが夏に似合わないようでもあった。
本堂縁側で眼下に広がる近江の稲穂を見ながら、風通しの良さもあってか一気に体力が回復していく様でもある。庫裏に上がらせていただき住職に入れていただいたお茶が本当に美味い!どうもここの住職は有名な方らしい??










































































 寺の地図
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E136.9.46.540N35.9.51.500


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